末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史上の5つの奇跡

モルモニズムの歴史上の5つの奇跡

末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史には多くの奇跡的な出来事があり、それらは神がその子供たちの人生に関わっておられることを証しています。世界中の何百万人もの人々の人生を祝福した末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史上の出来事のごく一部を以下に紹介します。

末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史上の奇跡1 ― ジョセフ・スミスの最初の示現

1820年春、ニューヨーク州の田舎の農家の息子であったジョセフ・スミスは、どの教会に加わるべきかを知ろうと悩んでいました。聖書を勉強しているとき、ジョセフはヤコブの手紙1:5を読みました。そこにはこう書かれています。「あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。」ヤコブの言葉よって行動を促されたジョセフは家の近くの森に行って祈りました。

ジョセフの祈りへの奇跡的な答えとして、父なる神とイエス・キリストが御姿を現されました。御二方は、当時地上にあったどの教会にも加わらないようにと告げられました。ジョセフは受けた勧告に従い、後に預言者となりました。神はジョセフを通してまことの教会を地上に回復されました(ジョセフ・スミス―歴史1参照)。ジョセフは末日聖徒イエス・キリスト教会の最初の預言者、大管長でした。

末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史上の奇跡2 ― モルモン書の翻訳

末日聖徒はモルモン書が「古代アメリカ大陸の住民に対する神の導きの記録」であることを信じています(『真理を守る』、128)。モルモン書は金版に記録を刻んだ古代の預言者によって書かれました。その中の最後の預言者モロナイは、亡くなる前にその金版を埋めました。1823年、モロナイは天使としてジョセフ・スミスに現れ、金版を探し、翻訳するように告げました。

金版を手に入れたとき、ジョセフは神の助けを通してそれを奇跡的に英語に翻訳することができました。神の助けがなければ、ジョセフは古代の記録を翻訳することはできなかったことでしょう。ジョセフの妻エマはジョセフについてこのように証言しています。「筋の通った、名文句で飾った手紙を書くことも口述することもできませんでした。モルモン書のような書物を口述することなど論外でした。」(「モルモン書の翻訳」福音のテーマ)。今日、モルモン書は100以上の言語に翻訳され、世界中の何百万人もの人がイエス・キリストについてさらに知る助けとなっています。

末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史上の奇跡3 ― 神権の回復

末日聖徒は神権が、神の御名によって行動するために神から男性に与えられる神の力と権能であることを信じています。イエス・キリストとその使徒たちが殺されたとき、神権は地上から取り去られました。1829年に、バプテスマのヨハネ、使徒ペテロ、ヤコブ、ヨハネを含む天の使者によって神権はジョセフ・スミスに回復されました。ジョセフはその神権の権能を行使することによって、そして主の指示の下に1830年4月6日、末日聖徒イエス・キリスト教会を組織しました。

末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史上の奇跡4 ― カートランド神殿の奉献

1832年12月、神は御自分の民に、礼拝と学びの宮である神殿を建設するように命じられました。初期の末日聖徒は数年間を費やして働き、犠牲を払うことによってカートランド神殿を完成させました。この「主の宮」は1836年3月についに奉献され、その際に偉大な霊的な現れがありました。多くの教会員が天使を目にし、神殿を受け入れるためにイエス・キリスト御自身がジョセフ・スミスとオリバー・カウドリに御姿を現されました。モーセ、エライアス、そしてエリヤも現れました(教義と聖約110章参照)。今日、教会員は世界中にある150以上の神殿で礼拝することができます。

末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史上の奇跡5― 霊界についてのジョセフ・F・スミスの示現

1918年、ジョセフ・F・スミス大管長は、長男、若い義理の息子、義理の娘を含む家族の死を嘆き悲しんでいました(リサ・オルセン・テイト「スーザ・ヤング・ゲイツと死者の贖いに関する示現」啓示の背景シリーズ)。イエス・キリストの贖いと、1ペテロでキリストが死者に教えを説かれている記録(1ペテロ3-4章)について深く考えているとき、スミス大管長は奇跡的な示現の中で死後の世界を見ました。そして、義にかなった神の僕が死後においても、福音を知らない人々に福音を宣べ伝えるのを見ました。スミス大管長は、この世に生きる人には、生前にバプテスマなどの儀式を受けずに亡くなった自分の家族のために、身代わりのバプテスマなどの神聖な福音の儀式を行う義務があることを教えました(教義と聖約138章参照)。

今日の奇跡

末日聖徒は奇跡が今日も続いていることを信じています。世界中の人が今日の地上のキリストの教会についてさらに知るとき、モルモニズムの歴史を自分で理解し、神が今も御自分の子供たちに積極的に関わっておられることを知ることで平安と喜びを得られます。末日聖徒イエス・キリスト教会の歴史と教えについて詳しく知りたい方は、mormon.orgをご覧ください。

※使われていたニックネームには『LDS教会』、『モルモン教会』、『末日聖徒教会』などがありますが、教会のフルネームで使うことの重要性について説明されました。

詳しくはこちらから