福祉部のストーリーとビジョン Welfare Department Story & Vision

福祉部のストーリーとビジョン Welfare Department Story & Vision

福祉

「私たちの第一の目的は,可能な限り,いまわしい怠惰を打破し,施しのもたらす悪弊を除去し,独立心,勤勉,倹約,自尊心を再び私たちの間に確立する体制を築くことである。教会の目的は,人々が自助努力をするよう助けることにある。勤労が再び教会員の生活を貫く原則にならなければならない。」(「大会報告」1936年10月,p.3)

教会員一人一人には福祉に関連した基本的な責任が二つあります。自立する責任と,貧しい人々や助けの必要な人々に関心を示す責任です。

両親には物心両面にわたって子供たちの世話をする神聖な責任があります。子供たちは成長するに伴って,次第に,自分自身の福利に対して責任が持てるようになります。両親は子供たちに福利の基本原則について教え,自立するために備え,自分の将来の家族を養えるようになる必要があります。さらに両親は子供たちも貧しい人々に関心を持てるよう助けることができます。

参考聖句
「わたしはあなたの信仰がなくならないように,あなたのために祈った。
それで,あなたが立ち直ったときには,兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ22:32)
「万物はわたしのものであるから,わたしが意図しているのは,聖徒たちに必要なものを与えることである。
しかしそれは,わたし自身の方法で行われなければならない。見よ,富んでいる者を低くすることによって貧しい者を高くすること,これこそ,主なるわたしが聖徒たちに必要なものを与えるために定めた方法である。」(教義と聖約104:15-16)

自立する
各人の社会面,情緒面,霊的面,肉体面,経済面における福利に対する責任は,第1に本人,第2に家族,そして第3に教会が負います。主の霊感の下に,また自分自身の労働を通して,自分自身と自分の家族の霊的,物質的必要を満たすべきです。

貧しい人々と乏しい人々の世話をする
様々な方法を用いて,貧しい人々と乏しい人々の世話をすることができます。その一つが,断食と断食献金による方法です。断食献金は,ビショップまたは支部長が,貧困や病気,そのほかの苦難に悩むワードまたは支部の会員を援助するために用います。自分の時間をささげ,自分の才能を提供することもできます。家のない人々,障害のある人々,夫に先立たれた人々,近所や地域社会に住む人々に奉仕することもできます。(真理を守るP170~171)