fsy 奉仕し,成長する青少年の姿を見てもらう 霊的な資金獲得(FR)活動を─札幌西ステーク藻岩ワード

fsy 奉仕し,成長する青少年の姿を見てもらう 霊的な資金獲得(FR)活動を─札幌西ステーク藻岩ワード

霊的な資金獲得(FR)活動を─札幌西ステーク藻岩ワード

2015 年11月29 日,札幌西ステーク藻岩ワードでは,既に10 センチ超えの積雪がありながらも天気の良い安息日を迎えた。この日,3時間プログラムの終了後に,若い男性・若い女性合同の聖歌隊による会員のための歌のプレゼントが行われた。

これは若い男性・若い女性がFR活動の一環として自ら発案し,藻岩ワードの会員に良い気持ちを抱いてもらおうと準備していた奉仕活動である。 最近,転入してきたアメリカ人の家族が若い男性・若い女性にいることから,英語の曲を4曲披露してくれた。

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札幌西ステーク会長会第一顧問の辻元基会長はこう振り返る。 「普段は3時間プログラム終了後,皆忙しく責任を果たしたりしていた人たちも,この時間は礼拝堂に集まり,子供たちを見守るように聞き入っており,安息日にふさわしい良い時間となりました。」

藻岩ワードの井上裕之ビショップも語る。 「この日は1 時30 分頃から子供たちが歌いましたが,普段は定例集会が終わるとすぐ帰る方たちも,思ったよりも皆さん残ってくれました。 本当に気持ちを込めて,英語の得意な子もそうでない子もいてかなり緊張して歌われたようですけれど,上手い下手よりも,思いが伝わってくる,そういうような時間でした。」

若人の霊的成長を見るのが楽しみです


「これまでefy やsmyc の際のFR活動では,おにぎり等の物品を作り,販売していました。 しかし,今回はそうではなく,さまざまな奉仕活動を通して青少年自身が霊的な備えをし,成長していく様を会員に見てもらい,それに応じて会員に任意に献金してもらうようにしました」と辻元会長は話す。 ステークの若い男性・若い女性の会長会でそのように提案し,実際どのように行うかは各ワードに任せているという。


各ワードの若い男性・若い女性の会長会には,fsy のカウンセラーに召されている独身会員もおり,ワードレベルでの準備もスムーズに進んでいる。


直接,物品販売による資金調達をしないことを推奨した理由を辻元会長はこう語る。 「FR 活動で,物= お金に執着してしまう嫌いが前回も前々回もありました。 何か物を販売してお金を得てというのではなくて,子供たちの成長する姿を見てもらう。


将来,指導者となり,また神殿結婚して教会を背負っていく若人が,fsy に行くことで霊的に成長するのを見てもらう( = 周囲が献金して応援する)というのを考えたかったんですね。」つまり,事前の準備段階から霊的な方に軸足を移している。

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「前回は,何でもいいから青少年の作ったものを値段を付けて売っていたんですけれど,この値段高くない? というものもあったんです。それを会員は子供たちのために,(青少年が)頑張って作ったのなら,って喜んで買ってくれます。 でも,世の中の物価とも合っていないものを買ってもらう風潮はあまり良くないという気がしていました。 また,お金のやり取りを日曜日にすることもあって望ましくないなと思っていました。 献金という方法であれば,今回,什分の一の献金票を使って平日にできるので,そこは改善されたと思います。」

3 回目を迎え,経験を踏まえて,各地の運営方法も着実に洗練されてきている。
「ステーク内の他のワードでバプテスマを受けた若い女性もfsy への参加を決めています。自分が良いと思ったfsy に,一緒に行こうよ,と教会員でない友人を誘おうとしている青少年もいます。多数ではないけれども,そういう風潮も出てきていると感じます。 藻岩ワードでは,fsyに向けてのFR活動としては今回が初めての奉仕の機会でした。これからも会員に喜んでもらえるような奉仕活動を考えているようで,わたしたちも子供たちの成長を見るのが楽しみです。 歌の発表だけではなく,今後もさまざまな霊的な備えとなる奉仕活動を考えています。」◆