社会貢献活動に敬意を表して
2016年を迎えて間もない1月5日,教会は,「社会福祉法人 恩賜財団 慶福育児会 麻布乳児院」に乳幼児衣類や毛布などを寄贈した。麻布乳児院は,何らかの事情により家庭で養育できない,新生児から3歳までの乳幼児を,保護者に代わって養育する定員80人の施設である。 日本東京神殿にほど近い東京メトロ広尾駅前に位置し,事業の発祥は明治24年にさかのぼる。
家庭の夕べの活動の一環として,東京近郊のシニア夫婦宣教師がこの寄贈を発案計画し,アジア北地域会長会夫妻と東京南ステーク,東京第1・第2 ワード(英語ユニット),渋谷ワードの会員が参加した。 乳幼児のパジャマ,よだれかけ,外出時に利用されるコート,帽子,遊び着,手袋など167 点が集められた。 全ての贈呈品は,乳児院からの依頼に基づいて準備されたものである。
1 月5 日には,篠原誠一院長はじめスタッフの一行がアジア北地域会長会のオフィスへ招待され,贈呈式と昼食会が行われた。
麻布乳児院は,アジア北地域会長会事務所(日本東京管理本部ビル)の正面にあり,数年前から広報部を介してシニア宣教師たちとの良好な関係が築かれてきている。今回の贈呈後も,継続して必要な衣類や物品を贈ることが計画されている。
篠原院長と一行に全ての品が贈呈されると,同席した乳児院のスタッフ全員から深い感謝の意が伝えられた。この贈呈はすばらしい貢献であるとともに,さらに多くの支援を約束するものでもあった。 「皆さんがとても優しく乳幼児の世話をしておられる様子を見かけるといつも温かい気持ちになります」と夫婦宣教師が伝えると,篠原院長は次のように述べた。「皆さんがそのようなわたしたちを見守ってくださっていることが分かり,とてもうれしく思います。」天の御父はわたしたち一人一人を見守っていてくださり,特に幼子に対しその愛の手を差し伸べてくださっている。◆