リアホナ2012年10月号  新たな教会公式ウェブサイトを公開 ─デジタル・ミッションの時代に

新たな教会公式ウェブサイト,lds.orgを公開 ─デジタル・ミッションの時代に

新しい教会の公式ウェブサイトがこのたび公開された。そこでは,福音生活に役立つ数多くの情報や機能を日本語で楽しむことができる。聖典,教会機関誌,安息日の集会で使われるテキスト類などを,インターネットを通じていつでも,どこでも参照できる。スマートフォンやタブレット型端末,ノートパソコンなどでネットに接続できれば,外出先,旅行先でいつでも聖文に接したり,レッスンの準備をしたりできる。ホームティーチングや家庭訪問先でその月のメッセージを参照できる。世界中どこにいても,最寄りの教会や神殿への行き方が分かる。総大会の映像や,教会が提供するショートムービーを楽しむことができる。……その多機能ぶりをこの誌面で紹介し尽くすことはできない。右端のコラムで紹介した映像『教会公式ウェブサイトの活用方法』を視聴すると,映像と音声でその魅力の一端をかいま見ることができる。ここでは,2012年7月号ローカルページでも紹介した「デジタル・ミッション」─インターネットで福音を分かち合う,という画期的な機能を見ていこう。

まずはLDSアカウントを登録しよう

新しいlds.orgを縦横に活用するために不可欠なのがLDSアカウントだ。教会員の特定の個人がアクセスしていることを証明するこのLDSアカウントを登録することで,以下の便利なツール(道具)が使えるようになる。

召しや責任に役立つツール

● メモや日記,カレンダー(予定表)

● 会員の住所録 

本人が承認すれば,ステークまでの範囲で個人情報を共有することができる

● レッスンの予定表

ここに書き込むとクラスのメンバーが特定の日のレッスンのテーマや講師名の情報を共有できる

● LDSマップ

世界中の教会ユニットの位置検索

家族歴史のツール

● ニューファミリーサーチ

─インターネットを通じて,家族歴史探求や系図情報の提供と記録,先祖の神殿儀式の準備が行えるサイト

祝福師の祝福

● 教会本部に保管されている自分の祝福文を,ネットを通じて請求できる

Mormon.orgから「モルモンに会う」を選び,年齢層,性別,民族的背景や特定のキーワードを入れて絞り込み検索してみると,条件に合致する教会員が画面に現れる。英語のサイトではすでに多くの教会員がプロフィールを登録しているので,例えばNurse(看護師)とキーワードを打ち込めば,看護師を職業とする教会員が数多く表示される。日本語サイトでも登録者が増えていけば,日本語のキーワードを打ち込むことで,条件に合ったたくさんの日本人教会員を見つけることができるようになるだろう

そして……

伝道(デジタル・ミッション)のツール

● Mormon.org で自分の証を分かち合う

あなたの証を全世界の人々と分ちあう

伝道のためのサイト Mormon.org は今,とても魅力的な機能を備えている。教会員にとってそれは,インターネットを通じて世界中に自分の信条や証を分かち合えることである(左ページ下の画像を参照)。それはプロフィールと呼ばれる。LDSアカウントを使ってプロフィール作成ページに入ると,あなたの人となりの紹介,またあなたがなぜ教会員になったのか,改宗談や証などを書き込む場所がある。それらを記して保存すると,あなたも「 I'm a Mormon 」の一員となれる。ただし,あなたの所在を特定できる個人情報はそこにはない。姓を割愛して下の名前だけ公開している人も多い。これらのプロフィール─情報や証は,LDSアカウントでサインインすればいつでも更新できる。

日本人が登場する「I’m a Mormon!」ビデオポートレートを公開

2012年4月号ローカルページ,7で紹介したように,この「モルモンに会う」に表示される個人には時々,彼らの生活や信条をテンポの良い短編映像(ビデオポートレート)で紹介しているものがある。これまで,おもにアメリカやイギリスの会員たちの映像が公開されていたが,この秋にフランス語,ドイツ語,日本語,ポルトガル語,ロシア語,スペイン語を話す会員たちのビデオが加わってさらにバラエティ豊かなものになる。日本語サイトで再生すると,外国の会員のビデオには日本語字幕が表示される。

日本人会員のビデオは7本あり,順次公開される予定。陶芸家,チーズ職人,サーファー,消防士……といった個性豊かな会員たちの生活が活写されている。(左の写真参照)。

このインターネットの時代にあっては,ネットワークを通じて発信されるあなたの生活そのものが,世の光となり,イエス・キリストを証するものとなるのである。◆