リアホナ2009年12月号 扶助協会/若い女性を対象としたディボーショナルが開催される

News Box 扶助協会/若い女性を対象としたディボーショナルが開催される

── シルビア・H・オールレッド姉妹とアン・M・ディブ姉妹を迎えて

200 9 年1 0 月25日(日)に,中央扶助協会会長会第一顧問のシルビア・H・オールレッド姉妹と中央若い女性会長会第二顧問のアン・M・ディブ姉妹を迎えてのディボーショーナルが,吉祥寺(東京)の教会堂で開催された。ディボーショナルには,東京近郊のステークの扶助協会(18歳以上の女性の組織)と若い女性(12歳から18歳までの独身女性の組織)の女性たちが招待され,約700人の出席者が集った。

ディボーショナルに先立ち,扶助協会と若い女性の指導者を対象に訓練集会が行われた。それぞれのクラスでオールレッド姉妹とディブ姉妹が,会長会からのメッセージを伝えるとともに,女性の指導者として会員に何を伝えるべきかについて指導が行われた。オールレッド姉妹は「すべての活動は神殿に向かって行われるようにしてください」と強調し,ワードの指導者として「ビショップを支えることが重要な責任です」と語った。また,評議会の運営方法についても指導し,トーマス・S・モンソン大管長の模範を紹介しながら,「評議会は常に愛の気持ちで満たされているべきです」と語った。

午後6時30分から8時30分まで行われたディボーショナルでは,ディブ姉妹が,キリストの弟子となることについて話した。キリストの真の弟子となるためにトーマス・S・モンソン大管長を模範とすることを提案した。また,ディブ姉妹はモンソン大管長の娘であることから,個人的な家族の伝統やモンソン大管長との家庭での出来事についてのエピソードを披露した。「わたしが9歳のときに父は十二使徒に召されました。それは父が36のときでした。幼いころから父と過ごした経験を通じ,十二使徒として奉仕してきた父の姿を近くで見てきました。現在,父が確かに預言者としての召しを主から授けられていることをよく知っています」と証を分かちあった。また,大管長として召された現在も,ビショップとして働いていたときの経験が大きな影響を与えていると話し,ワードに所属していた80人以上の未亡人との交流からいくつかのエピソードを紹介した。

改宗者であるオールレッド姉妹は,福音を知ってから現在に至るまで,数々の奉仕活動に参加してきた。エルサルバドル出身のオールレッド姉妹は,夫とともに,スペイン,パラグアイにも滞在し,長期間の奉仕活動に従事した経験を持つ。中央扶助協会会長会の責任を受ける前は,ドミニカ共和国で奉仕活動に携わっていた。そのような経験を通じて,主の御霊が引き起こす「奇跡」を見てきたと証した。「南米や中米では主の御霊に導かれた奇跡的な成長を見てきました」と話す。そして「主の御霊に導かれる奇跡は,決して複雑なものではなく,単純なものです」と説明した。「荒野をさまよっていたイスラエルの人々が,へびにかまれ,懲らしめを受けたとき,モーセは人々が癒いやされるために青銅のへびを作り,さおの上に掲げられた青銅のへびを見るだけで癒されると告げました。とても単純なことでしたが,その単純な行為に従って,青銅のへびを仰ぎ見た人は,癒されました。主の奇跡は,きわめて簡明で,従順さが求められるものです。什分の一や知恵の言葉など,与えられた戒めを淡々と守る人には大いなる奇跡と祝福が与えられるのです」と話した。

最後に,集会を管理したアジア北地域会長のゲーリー・E・スティーブンソン長老は,名古屋で伝道部会長を務めていたころの経験を披露し,主がわたしたちを愛し,主を求める人に驚くべき方法で祝福を授けてくださることについて話した。「わたしたちが互いに助け合い,奉仕することによって,奇跡的な形で祝福がもたらされます。それは,主がわたしたちを愛してくださっているからです」とスティーブンソン会長は証し,また,「このような集会を日本で経験したことがありません。姉妹たちが集う歴史的な集会です」と語り,二人の姉妹たちから学べた貴重な機会に感謝の言葉を述べた。

この後1週間にわたり,オールレッド姉妹とディブ姉妹は岡山,札幌,仙台,名古屋の各地を訪れて姉妹たちとの集会に臨み,10月31日に日本を後にした。◆