リアホナ2007年12月号 News Box 2,000通の「ありがとう!」

News Box 2,000通の「ありがとう!」

──パラオ共和国の子供たちから人道支援スクールキットへのお礼が届く

太平洋に浮かぶ南の島々から喜びの便りが届いた。日本全国の教会員から文具が寄せられ,8月の全日本YSAカンファレンスにおける人道支援奉仕活動でバックパックに詰められたスクールキット。それを受け取ったパラオ共和国,約2,000人の子供たちの一人一人からお礼の手紙が届けられたのだ。学校別学年別に封筒に詰められた色とりどりの楽しい手紙は,グアムの教会事務所を経由して10月下旬に日本へ着いた。中には早速,受け取った文具を使って絵やカードを書いてくれた子供たちもあった。

「わたしたち小学8年生は,援助してくださったバックパックに感謝します!! ありがとう,そしてわたしたちがいつも安全にいられるように祈ってください。」……「メレケオク小学校の全員にスクールキットをありがとう。バックパックはとてもすてきです。今日わたしはまだ古いバッグを使っています。そのわけは,5年生に進級するまで,もらった新しいのをとっておきたいからです。ありがとう!」……

G・B・ハリス小学校のウィクリフ・エミュル校長はこう記している。「……子供たちの顔をご覧になれたらよかったのにと思います。その目の輝きは百万言を費やしたお礼の言葉以上の価値がありました。……彼らはそれを受け取るやいなや,スクールバッグを新しいものに換えました。ノートや鉛筆,シャープペンシル,色鉛筆,定規そして消しゴムは,後で使おうと取っておいていますけれど,持っているだけで幸せそうです。わたしたちは親御さんから感謝を表すたくさんの電話を頂きました。わたしの生徒たちとその両親そして学校を代表し,皆さんの援助に感謝を申し上げます。」──現地では,宣教師が通りかかると子供たちから「ありがとう!」と声をかけられるという。◆