リアホナ2007年8月号 The 5 Browns のショーケース── 9月に日本初公演

The 5 Browns のショーケース── 9月に日本初公演

2005年10月に初来日しファイヤサイドを行った'The 5 Browns'がこの秋のコンサートツアーに先立って6月に来日し,マスコミ関係者の前で演奏のデモンストレーション(ショーケース)と記者会見を行った。

The 5 Brownsは末日聖徒のブラウン家族5人きょうだいによるクインテット。現代では珍しい5台のピアノによる息の合った演奏で,最新のアルバムはアメリカのビルボード誌クラシック・チャートで21週連続1位を記録するなど大きな成功を博している。(『リアホナ』2005年12月号チャーチ・ニュース,8も参照)

記者会見では,主催者を代表してTBSテレビ事業局長の狩野敬氏がまずあいさつし,「(家族の問題が多く報じられている昨今,)彼らの演奏から,音楽を通した家族の一体感を感じていただけるのではないかと思います」と述べた。その後,音楽誌の記者を中心に質問がなされた。家族として演奏することの喜びなどについて尋ねられる中,優れたプロの演奏家であることと私生活の交流とは関係がないのではないか,との懐疑的な質問もあった。彼らは,音楽上で時に意見が合わないことはある,としながらも,お互いが親友とも呼べる仲の良いきょうだいであることを話し,「このようなアンサンブルは,仲が良くなければ不可能であったと思います」と答えた。

この9月中旬には日本初公演を予定しており,静岡・横浜・東京・名古屋・仙台の各都市でコンサートを行うほか,NHKの1時間番組にも出演する。

またThe 5 Brownsは,父親のキース・ブラウン兄弟の意向もあり,各地で教会と地域社会との架け橋となるべく,教会広報部と積極的に協力して様々なイベントを計画している。9月16日(日)には東京・吉祥寺の教会堂にて,教会教育システムファイヤサイド衛星放送の後,演奏を中心とする彼らの特別ファイヤサイドが開催される。地域会長会はこのファイヤサイドについて知らせる手紙の中でこう述べている。「この5人の優秀なピアニストは,末日聖徒の家族のすばらしい模範であり,家族の強いきずなとは何かを伝えてくれます。家族を強めることが日本の多くの人にとって重大な関心事となっている今,このファイヤサイドは,教会が家族に好ましい影響を与えていることを示す機会となるでしょう。」◆