リアホナ2006年10月号個人の成長の道標となる──祝福師からのメッセージ

個人の成長の道標となる──祝福師からのメッセージ

「祝福師の祝福とは,わたしたちが人生を歩んでいくうえで道標になるものです」と,さいたまステークの祝福師である念垣郷太郎兄弟は説明する。教会にはステークごとに一人の祝福師が召されており,そのステークまたは近隣の教会員のために奉仕している。具体的には,祝福師の祝福を希望する人の頭に手を置き,神様からの贈り物である個人への啓示を授ける。そこでは,人生を主イエス・キリストに忠実に歩むときに期待できる個人の永遠の可能性が宣言される。この祝福の言葉(祝福文)を受けるのは一生に一度のことであり,与えられた言葉を後に何度も読み返すことができるように,祝福文を記録した書類が後に送付される。

「与えられる祝福の中には血統による祝福というものがあります。わたしたちがイスラエルの子孫であるという祝福を受け,(イスラエルの十二部族のどの系譜に属するかという)血統の宣言がなされます。例えば,エフライムやマナセなど,その血族によって私たちが受ける祝福を具体的に知ることができます。(エフライムの部族は,末日において主の業を導く第一の責任を与えられている。)それはわたしたちが,自分の可能性を確かめて,福音に添った生活をするときにすばらしい祝福を受けることにつながります。」

「(また,)祝福師の祝福を通じて,自分自身のすばらしい才能を知ることができます。祝福師の祝福は実現する順番に述べられるものではありません。祝福の言葉の中には鍵となる言葉があり,それをとらえることができれば,その鍵を開け,自分に与えられた祝福をさらに理解することができます。聖霊の導きをいつも受けられるようにし,鍵となる言葉を探すことができるように準備する必要があります。」

与えられる祝福は神聖で個人的なものであり,その言葉は心の中に大切に蓄えるべきものである。一生を通じ折に触れて祝福文を思い返すときに起きるであろうことを念垣兄弟は以下のように表現し,新会員を励ましている。「福音を正しく守り続けることが必要です。それらの祝福は徐々に成就していきますが,年代や時代によってその意味するところの深さは変わってきます。新会員の方々も聖霊の導きを受けて,その可能性を成就させ,大きな望みを現実とさせることができます。それぞれの方々のすばらしい将来を期待しています。」◆(『真理を守る──福音の参考資料』95-97参照)