怒濤のように増加する主の軍勢

怒濤のように増加する主の軍勢

日本においても宣教師数が著しく増える

日本においても宣教師数が著しく増える

2012年の半期総大会でモンソン大管長は,宣教師として働くための年齢の引き下げについて発表した。当時,世界中で奉仕する宣教師の数は約5万8,000人だったが,現在では約8万人の宣教師が各国で奉仕している。若い宣教師の数は著しく増加し,同時に,夫婦宣教師と姉妹宣教師の数も増加している。宣教師全体の15%だった姉妹宣教師の数は,この1年で24%に増え,人数としては約1万1,000人の増加となった。日本では,長老762人,姉妹430人。7伝道部で合計1,192人の宣教師が奉仕している(2013年12月19日現在)。

 宣教師管理部管理ディレクターのデビッド・F・エバンズ長老は次のように語っている。「忘れないでほしいのは,モンソン大管長がもっと多くの若者に宣教師になることを呼びかけているだけでなく,退職年齢に近づいている人々にも,環境や健康が許すなら家と家族を離れ,夫婦宣教師としてある一定の期間,奉仕するようにと招いていることです。わたしたちはさらに何百,何千もの夫婦がこの招きを受け入れて伝道に出ることを望んでいます。このような方々が奉仕できるすばらしい場所を用意しています。」

 総大会での発表の前,実は48の国で高校を卒業した18歳の若い男性が伝道の奉仕を始めることが許可されていた。エバンズ長老は「ほかの国と足並みをそろえるようになったのは,実はアメリカ合衆国とカナダなのです」と話す。

さらに大勢の宣教師が訓練センターに入所して来れば,それに応じた変化が必要となる。プロボのMTCでも新たな場所を確保し,いくつかの建物をアパートに改築した。現在,米国外のMTCはすべてフル稼働している状況だ。

 エバンズ長老は続ける。「米国外のMTCで収容人数を増やせる所は,こうした事業が始まっているか,あるいは進行中です。恐らく最も大きな変化は,人数や,どこに何人配置するかということではなく,訓練方法を全部見直し,言語を学んでいるか否かにかかわらずMTCでの訓練期間を30パーセント削減したということです。これによってこれまでより多くの宣教師が短期間で訓練を終えられるだけでなく,わたしたちも訓練方法をよく見極め,改善点が分かるようになりました。また,姉妹宣教師の数が大幅に増加したことで,今は伝道部会長の夫人や姉妹訓練指導者が,ゾーンリーダー,伝道部会長補佐,伝道部会長と一緒に伝道部指導者評議会と呼ばれるものを構成します。毎月集い,伝道部の必要についてともに評議し,問題点について話し合います。つまり信仰を持つ男女がともに評議し合うときに,ほかのどの方法よりも良い結果が生じるのです。」