リアホナ2005年8月号企業トップのWork/LifeBalance──保険会社の取締役社長

企業トップのWork/LifeBalance──保険会社の取締役社長

アラン・オブライアント兄弟 東京南ステーク東京第3ワード

アラン・オブライアント兄弟は,外資系保険会社で取締役社長を務めるほか,関連会社3社の代表取締役会長も兼務する多忙なビジネスマンである。

「バランスよく時間を取るためには毎日の計画をしっかり立てる必要があります。毎日,毎週,何が必要なのかを考えて,しなければならないことをリストアップしているんですね。幸いにしてわたしには秘書がいるので,まず,家族関係の活動をスケジュールに入れてもらっています。保険会社なんですけど,代理店さんもたくさんいますから,週末の活動が大変なんですよ,ゴルフとか,総会とか,いろいろな勉強会……。

日曜日はいつも教会に行きますから,絶対に教会以外の活動をしないという基本的なルールがあります。そして,できるだけ土曜日にも,仕事関係の活動は午前中だけというルールもあります。午後には戻って家族と一緒に時間を過ごします。月曜日は絶対に早く家に帰るようにスケジュールを立てています。ですから時間を管理するためスケジュールをまず決めて,それを厳しく守るように……家内と秘書がしばしば話したり協力したりしますから,実際には彼女たちがわたしをよく管理しています(笑)。

子供は女の子が4人ですけれども,上の二人が早朝セミナリーに行っています。ですから子供たちを送るためにわたしは毎朝家を5時半に出て,送って,6時からフィットネスクラブで運動しています。そしてシャワーを浴びてから,会社に8時ごろ着くんです。朝早く行くと早く帰れるでしょう。終業は,日によって違いますけれど6時半から7時くらいですか。

やっぱり外資系ですから夜の仕事も多いです。アメリカ(東部)の朝8時半,日本時間の夜9時半(サマータイム時)または10時半からよく電話が入ったり……。大体10時半から仕事をスタートすると家族はみんなもう寝ていますから。ですからわたしは子供たちが起きている間は仕事をしないように頑張っています。夕食は子供たちは5時半ごろ食べますから普段は一緒に食べられないんですけど,宿題を助けているんです。でも高校生ですし,最近,娘たちはわたしよりも賢いですから(笑)。去年は高校生二人でしたけれど,今一人は卒業しました。娘4人ですからね,賑やかですよ。」◆