自立の原則その2: 時間を賢明に使う

自立の原則その2: 時間を賢明に使う

時間は地上にいる全ての人々に備えられた資本です。時間を上手にう時にあなたに自信,利便性,満足感を増し加えるものとなります。

よい1日を始める

毎日,するべきことリストを作るにあたり,救い主だったらどのように1日をお始めになられるか,祈りの中や深く考える中で,あるいは奉仕をする中で考えてみてください。これらのことをしたのちに主は人々を教えることができたのです。

あなたの問題を解決できるよう神に助けを求める

ヤレドの兄弟が彼らに直面していた問題を主に相談したようにわたしたちも相談できます。それは今日達成したいことのリストかもしれません。すぐに答えを求めて主に祈るよりも,自分で答えを模索してから,その答えが正しいか主に確認する方が良いでしょう。

最も大切なことを今日行う

日々達成できること以上にすべきことがあるように感じるかもしれません。わたしたちが優先順位をよく考え,主に助けを求める時に,主はわたしたちの努力に対して祝福をくださいます。主はわたしたちの弱さを克服することができるのです。

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1日のために備える

ブリガム・ヤングは聖徒たちを西に導いている間に彼自身を備えました。わたしたちは彼が与えられた責務がどれだけ過酷なものであったかを想像することしかできませんが,彼の信仰は衰えませんでした。彼は地図を調べ,各隊の隊長からの報告書を集め,全ての聖徒がいることを確認できるように班を組織することを通して聖徒たちを霊的・物質的に備えるためにできることを全て行いました。旅路の中にあっても,祈りとディボーショナルから毎日が始まりました。彼らは毎日旅の目標を立て,それぞれの目標を達成できるように主に祈り,助けを求めました。班長は毎日を終えるときに状況を報告し,ひざまずき,神に感謝をしました。これらの聖徒たちが自分たちができると思っていた以上のことを達成できたことになんの疑いもありません。ブリガム・ヤング大管長はこのように説明しました。「私の信仰はわたしたちができること全てをした後,残りを主がわたしたちの足りない部分を補完する責務を果たし忠実な聖徒を失望させません。」(Discourses of Brigham Young, 155).

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物事を整理する

主は教会は秩序の家であるべきであると教えておられます。この秩序は信仰を増し加え,従順になる能力を大きくし,すべてのことにおいて主の助けを求める力,わたしたちのすべきことを行う力を強めてくださいます。優先順位と目標を定め,わたしたちの努力に応じて祝福を求めて主に祈ることによって日々の終わりに神の愛を感じながら主の前にひざまずき,その日にわたしたちが達成できたことに対する感謝の祈りを捧げ,静かに深く考える時間を持つことができます。

謙遜になり感謝する

わたしたちは謙遜な時に個人の啓示を受けられることを知っています。わたしたちがよく働いた日の終わりに自分の過ちについて悔い改める時間を持っていると,主はわたしたちの思いに語りかけることができます。主は翌日わたしたちが奉仕すべき人を教えてくださるかもしれません。あるいはさらに向上するためのアイデアを教えてくださるかもしれません。大切なことは聖霊に耳を傾けることです。

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聖霊の声に耳を傾け促しに従う

リチャード・G・スコット長老は「わたしたちの行動が聖霊の声を聞くことを阻害するものであってはならない」と教えられました。(“How to Obtain Revelation and Inspiration for Your Personal Life, ” Ensign or Liahona, May 2012, 46) このことから,もしわたしたちが祈り,予定を立てて,優先順位と目標を決めたとしても,なすべきことをしている間に聖霊の声に耳を傾けなければいけません。このことからわたしたちが日中に受ける影響に驚くことでしょう。1日の終わりに主に報告する時にその日に受けた影響や小さな成功,進歩したこと,翌日また同じことができることなどに対する感謝を表すことができます。


時間は貴重なものです。ぜひ日々の予定を確認し,努力を祝福していただくことで主に頼り時間を上手に使う方法を学びましょう。 

自立支援についてご関心がある方は,ウェブサイトをご覧になってください。