福祉部アーカイブ

天の御父はわたしたちを地上に送るときに,わたしたちがこの世においても永遠にわたっても実りある人生を送れるよう,必要なものをすべて与えてくださいました。
石巻市で独り暮らしをしていた義母のもとに近い,東松島市へわたしたちが引っ越したのは4年前です。海や川が近く,春は桜やアカシアが咲き,冬にはいろいろな渡り鳥が来るなど,自然に恵まれて散歩をするのが楽しみでした。
わたしたちは試されるためにこの地上に送られてきたことを,末日の聖文を通して知っています。「そして,わたしたちはこれによって彼らを試し,何であろうと,主なる彼らの神が命じられるすべてのことを彼らがなすかどうかを見よう。」(アブラハム3 :25 )
宮城県の石巻市街を車で走ると,街道沿いに真新しい店舗が立ち並ぶ一方で,商店街の一角には再建のめどが立たないのか,津波にひしゃげたシャッターを閉め,建物も傾きかけたまま放置されている店も目につく。
「 駐車場に車を止め,店内に入り飲み物を手に取ろうとした瞬間,どんと地面を突き上げるような衝撃とともに,あちこちから商品の落下する音が聞こえ,店の窓ガラスが大きく揺れました。
わたしたちは豊かな時代に生きています。1834年,主はジョセフ・スミスに「地は満ちており,十分にあり余っているからである」と言われました(教義と聖約104:17)。
現在,教会では週に3便のバスを東京から東北の被災地へ運行し,ボランティアとして働くことに興味を持つ多くの兄弟姉妹を送り出している。
75年前に,主は預言者を通して教会福祉プログラムを創設なさいました。年月が過ぎても,そのメッセージは変わりません。自分の必要を満たすためにできる限りのことを行い,人に助けの手を差し伸べてください。
◉東日本大震災と津波に加えて,福島第一原子力発電所の大事故に見舞われた福島県。今も現在進行形で進む,放射能という見えない災害の中で,不安と戦いながらも信仰によって前向きに生きる福島県の聖徒たちの現況をレポートします。(編集室)
3月11日に東北で地震と津波が発生した直後から,安否確認の多くはインターネットを通じて行われた。実際に,教会のサイトには多くの会員から安否確認情報が寄せられた。
教会は,日本の地震と津波の被害者への救援活動の手を広げ,漁協に対して人道支援を目的とした寄付を行った。
福祉の基となるものは愛です。良い行いに駆り立てる力はすべて愛です。天の御父は,霊の子供たちを愛しておられますから,天において御自分のすべての霊の子供たちを会議にお集めになりました。