日本札幌神殿奉献

日本札幌神殿奉献
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北海道道に台風が上陸するのはまれだが,2016年8月には4つの台風が上陸した。気象庁の観測が始まって以来初めてである。8月16日(火)の夜,日本札幌神殿の奉献を週末に控えた最後の神殿委員会も土砂降りの中で開かれた。17日に台風7号が上陸し,20日夜も大雨,奉献式当日の21日(日)には台風11号が直撃コースで接近する。衛星画像では北海道の全域に雲がかかり,札幌の位置する石狩地方には大雨警報が発令されていた。

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しかしこの安息日,札幌神殿は穏やかな日差しのもとに朝を迎える。早朝からスタッフが集まり始め,午前8時には,奉献式第一セッションに参入する会員たちが神殿前に列を作った。午前9時に第一セッションが始まり,十二使徒定員会のラッセル・M・ネルソン会長が定礎式を行う頃には真夏の日差しが照りつけていた。12時からの第二セッションにかけて晴天が続く。午後2時過ぎ,第三セッションの参入者が列を作るころに雨が降り始めるも,すべてのセッションが終わって人々が出て来ると青空がのぞく。その直後,台風11号は岬に上陸した。地元の会員は口々に語る。「天気予報は豪雨でした。まさしく奇跡です。」「これは奇跡と言うほかないですね。降水確率80%で,透明な傘を持参するよう言われていたんですけど,必要なときには天が祝福してくださって……旭川の会員が乗ったバスが通過したあと,高速道路は通行止めになったそうです。そういうことばかりです,この奉献式は。」