Interfaith Dinner 2015

Interfaith Dinner 2015

Interfaith Dinner 2015

2015年 6月9日,教会のアジア北地域会長会は,インターフェイス・ディナーを東京で開催しました。様々な宗教の代表者をゲストに迎えた夕食会で,インターフェイスとは「信仰を越えた」という意味です。互いの信条を尊重しつつ理解と対話を深めることを目的としています。

教会のインターフェイス・ディナーは2013年に始まり,今年で3回目を迎えます。昨年よりも参加者は増え、30人以上の人々が九州などの各地から集まりました。イスラム教、キリスト教、ユダヤ教、そして神道の宗教指導者や学者たちが、宗教の垣根をこえて和気あいあいと語り合いました。

食事のメニューは,末日聖徒と同様に食物の戒めを持つイスラム教徒やユダヤ教徒に配慮して準備されました。

会の途中,7時前になると、国際ムスリムセンターのアブドゥル・ラフマン氏がマイクで呼びかけて祈りの場を設けました。会場にいるイスラム教徒の人々が集まり,メッカに向かって祈りを捧げました。

また、アジア北地域会長会のマイケル・T・リングウッド会長は,歓迎の挨拶で宗教の自由について語りました。ジョセフ・スミスの教えの中から次の言葉を引用します。「わたしは自分が長老派、バプテスト、あるいは他の宗派の善良な人の権利を守るためにも同じように命を差し出す用意ができていることを、天の前にあえて宣言します。末日聖徒の権利を踏みにじる考え方は、自分たちを守る力を持たない様々な宗派の権利をも踏みにじるものです。」

教会は,異なる信仰や価値観を持つ人々をつなぐ架け橋になろうとしています。それぞれの宗教指導者が,お互いの違いに着目するのではなく,「信教の自由」という共通の価値観のもとに手を携え,社会に広く貢献する機会を模索しているのです。

夕食会の終わりに一同は記念写真を撮り,別れを告げました。◆