リアホナ2005年10月号沖縄における「家族の価値観賞ファミリー・バリュー・アワード」をNGO代表の池間哲郎氏に贈呈

沖縄における「家族の価値観賞ファミリー・バリュー・アワード」をNGO代表の池間哲郎氏に贈呈

沖縄においても11月3日(木)に宜野湾ステーク・センターで2ステーク合同のセミナリー・グランプリが行われ,その活動の一環として,第1回沖縄県ファミリー・バリュー・アワードの授与式が行われた。那覇ステークと宜野湾ステークの広報評議会が中心になって準備を進め,県内で家族のきずなを強めるために貢献した個人および団体の候補者の中から選出が行われた。

第1回目の受賞者には,「NGO沖縄アジア・チャイルド・サポート」代表として,アジアの子供たちに支援を送り,また,日本各地で青少年への講演活動を行っている池間哲郎氏が選ばれた。池間氏は,これまでの広い支援活動に対して多くの団体やメディアから数々の賞を受けており,今年3月には,文部科学大臣奨励賞も受けている。

沖縄のセミナリーの生徒たち,及び成人会員を交えた200人ほどの聴衆は,池間氏が支援しているフィリピンやベトナム,モンゴル,カンボジア,タイなどの子供たちの実情を映像と解説で知らされ大きな感銘を受けた。

受賞した池間氏は「感謝の気持ちを持たない人は,真に生きる力を持つことができない。食べ物がなくても,母親がいれば笑顔があります。母親の愛は偉大です」と語った。また,ボランティアを行ううえで大切な3つの要素(1.理解する。2.少しだけでも分ける。3.自分自身が一生懸命生きる)は,式典に出席した人々に印象的な言葉として残った。

池間氏には「家族の像」が那覇ステーク会長の金城正之兄弟より贈呈された。◆