自立の原則その1:イエス・キリストを信じる信仰を行使する

自立の原則その1:イエス・キリストを信じる信仰を行使する

わたしたちが祈りを終えて立ち上がる時に最も考えていたい事はなんでしょうか。そう,イエス・キリストについてです。奇跡は何千年も前に終わったのではありません。この時代に奇跡がまだ続いて起きているという事を現代の預言者は証してくださっています。それらの奇跡は世界に影響を及ぼすものもあれば,家庭に影響を及ぼすものもあります。イエス・キリストに対する信仰を行使する時にわたしたちの生活の中で驚くべき事が起こり得ます。わたしたちの思いは開かれ,より早く学び,より熱心に働く力が与えられ,生活の中で最も重要な事に集中する事ができるようになります。

しかし,最も奇跡的な事は,わたしたちが戒めを守り救い主に信仰を持つ時に,主が扉を開けてくださるという事です。それが主のわたしたちへの約束なのです。

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自立の計画をする際にわたしたちが行う最初のステップは,救い主に頼ることです。わたしたちの信仰が主に向いている時,わたしたちの思いと手は働く準備ができています。

何から始めたら良いでしょうか?「もしこうなったら」というネガティブな思いに駆られる疑念に対してどのように対処したら良いでしょうか。困ったことになったらどうしましょうか。わたしたち全員が代金の支払いや借金,病気などに直面します。これらの事を乗り越えられるかと疑い始めたらどのようにしたら良いでしょうか?

まず,「もしこうなったら」という疑念を脇においておきましょう。

深呼吸をして,少しの間,主のわたしたちが幸せになるための計画について考えてください。その時に主の御元に帰った時のことだけでなく,この世においての幸せについても考えてください。世の心配事があなたに重圧をかけているかもしれません。弱気にならないでください。ニール・A・マックスウェル長老は「人の人生は信仰に満ち溢れかつ全くストレスを感じないということはありえない」と教えられました。彼はわたしたちの信仰を強める方法について教えてくださいました。『奉仕すること,勉強すること,祈ること,礼拝することは[わたしたち]の信仰の足りないところ(1テサロニケ3:10)を完全にする4つの基本です。』

これらの基本がなければ,わたしたちの信仰は弱まってしまいます。わたしたちは,自分自身だけでなく主さえも疑うかもしれません。しかしわたしたちが心の中に種をまく場所さえ与えれば(アルマ32:28-30)信仰は強められ,救い主との関係にさらに自信を持つことができるでしょう。主がわたしたちの試練を全て取り除いてくれる訳ではないことをわたしたちは知っています。しかし,主はその重荷を軽くしてくれます。また,聖霊を通して主はわたしたちを慰め(モロナイ8:26),導き(D&C20:45),教えてくださいます(D&C28:1)。

自立は,あなたが個人として主に対する信仰を行使するところから始まります。

しかしながら,家族会議やホームティーチャーもこの計画にとって必要不可欠なのです。わたしたちが互いに仕え合い,重荷を負い合い,ともに祈り,聖典を学ぶときにとても強い力が生まれます。「与えられると信じて,わたしの名によって父に求めるものは,正当であれば,見よ,何でもあなたがたに与えられる。」(3ニーファイ18:20

ニール・L・マックスウェル長老,1991年4月

自立支援についてご関心がある方は,ウェブサイトをご覧になってください。