- 地域会長会夫人が招き,扶助協会の働きと人道支援について語らう
3月15日,東京都内在住の駐日女性大使や大使夫人,女性外交官を教会が招いて,特別な昼食会が開催された。この女性の昼食会は2014年から毎年開催されてきた。今回,アジア北地域会長会の夫人が中心となり,前回にも増して女性らしい配慮が多く取り入れられた集いとなった。
色鮮やかな民族衣装で来場する大使夫人たちが和やかな雰囲気を盛り上げる中,アジア北地域会長夫人のジェリー・ホワイティング姉妹が,来場者への感謝と親しみのこもった挨拶を述べて昼食会を開会する。
会の冒頭では,世界各国で展開している,教会の女性による奉仕活動の模様をビデオで紹介した。会場には,教会の最近の人道支援活動を説明する写真バナーとともに,東京の孤児院の子供たちへ贈られる色とりどりのキルトも展示された。現在,教会の姉妹たちによるこの奉仕活動は定着し,恒例行事となっている。
ホワイティング姉妹は,ビデオで示したような人道支援活動によって,祖国の困難に活路を見いだすべく教会がともに働く用意があることを伝えた。世界で最大の女性の組織である扶助協会のモットー「慈愛はいつまでも絶えることがない」※1 を紹介し,慈愛とはどのような特質かを,モロナイ書第7章45節から語った。また,その場に集まった大使夫人たちのような「自分の利益を求め〔ない〕」女性がともに働くとき,その影響力は掛け算で大きくなると訴えた。ホワイティング姉妹のメッセージは来場者の心に強く響いた。数名の大使夫人からは,扶助協会の働きへの感謝の言葉とともに,彼女たちの祖国における教会の人道支援活動の展開が要望された。
また,昨年の全国高校生英語スピーチコンテストにおける優勝者のさんも招待され,家族をテーマとした英語のスピーチが披露された。宮澤さんの千葉県君津市からは,地元特産品のカラーの花が120本贈呈された。会場のいたる所に生けられた白く美しいカラーの花は,女性の昼食会にふさわしく春の訪れを感じさせるものであった。
昼食のメニューは,様々な宗教的背景を持つゲストを招くことから,イスラム教やユダヤ教の戒めにらないよう配慮されていた。異なる習慣や文化を持つ女性たちが食事を共にすることで,和やかな会話とお互いへの理解,心の交流が生まれる。アジア北地域会長会夫人を中心とする,東京近郊から招かれた姉妹たちは,教会を代表してゲストを心から歓迎した。
温かく華やいだ雰囲気の昼食会の終盤には,互いに記念写真を撮り合う親密な人の輪がそこここに見られた。集いの最後に,全員で恒例の記念写真を撮ってお開きとなった。
会場に飾られたカラーの花は,昼食会後には幾つかの花束にされ,アメリカ大使館への表敬訪問に合わせてキャロライン・ケネディー大使に贈られたほか,都内の孤児院の卒園式のためにも贈られた。◆