リアホナ2013年7月号 「神聖な献金とその扱い」について理解する アジア北地域会長会

「神聖な献金とその扱い」について理解する アジア北地域会長会

神は,わたしたちに幾つかの戒めを与えてくださいました。この戒めはわたしたちが幸せな生活を送ることができるように,愛ある天のお父様がわたしたちに与えてくださいました。しかし,戒めを守ることは,わたしたちが自由意志を使って善と悪を選ぶ機会でもあります。もしわたしたちが,自由意志と聖霊の導きによって,神の御心にかなう善を選び,戒めに従順に従うならば,祝福を受け,この世では平和を,次の世では,永遠の命を受けることができます。(教義と聖約59:23参照)

戒めの中で,金銭にかかわる戒めが二つあります。それは,什分の一の律法と断食の律法です。什分の一の律法に従い,什分の一を支払うことにより,わたしたちは神の王国の発展を助けることになります。また,什分の一を支払うことは,神を敬い,信仰を示すことであり,それによってあふれるばかりの祝福を神から受けるようになります。(マラキ3:8参照)

什分の一は,主に奉献された神聖な基金であり,神殿や教会堂の建設と維持管理,および世界中の伝道活動,神殿・家族歴史活動を含む,教会のすべての活動を支えるために使われます。この基金は,教会の指導者の奉仕に対して支払われることはありません。

また断食の律法は,主の愛の律法であり,主のほんとうの弟子となるため,貧しい人々……苦しんでいる人々を助ける(教義と聖約52:40参照)ために,毎月,第1安息日に2回の食事を抜いて断食し,自由意志によって2食分の食事代,できればそれ以上の額を惜しみなくささげるように奨励されています。悔い改めと祈りをもって断食するとき,わたしたちは,罪の赦しを受け,清められ,祈りの答えを受け,霊的な力と主に対する証を強める機会となります。

これら二つの献金は,各ユニットの教会指導者によって,記録され報告されて,毎週,教会本部に送られています。日本と韓国では,各個人が金融機関を通して献金する直接献金制度が行われています。これらの神聖な基金は,主にささげられ,主に属するものとなります。

神聖な基金の使用は,大管長会,十二使徒定員会,管理ビショップリックで構成される評議会で検討され,承認されます。そして地元の教会に配分され,各ユニットの交付金・活動費・支援金になります。わたしたちは,これらの神聖な基金を大切に扱うように,また電気,ガス,水道を含め,節約して無駄なく使うように求められています。これらの基金には,生活費を切り詰め,全身を主にささげている人々の清いレプタが含まれているからです。

各ユニットで,教会の基金を取り扱い,支払うときは,一人ではなく必ず二人で,内容を確認して,間違いを防ぐように勧告されています。また,どのような支払いでも,必ず,領収書を受けとり,報告書に添付するように求められています。 

また各ステーク/地方部では,年に2回,監査員がワード・支部に派遣されます。監査員は教会基金が正しく使われているかを検証し,監査結果をステーク/地方部監査委員会に報告します。監査委員会は地域監査員補佐に報告し,地域監査員補佐は地域監査員を通して,地域会長会と教会監査部に報告し,教会監査部は大管長会に報告します。

わたしたちは,忙しい中でこれらの業に熱心に働き,奉仕する責任に召されている指導者の皆さんに心から感謝しています。

教会は,このようなすばらしい組織を持ち,皆さんがささげてくださった神聖な献金を大切に扱っています。

地域会長会は,会員の皆さんがこれからも,主の王国を築き上げ,神の祝福を受けられるようにお祈りしています。◆