リアホナ2012年3月号  アジア北地域会長会メッセージ

◉ アジア北地域会長会メッセージ

3.11 東日本大震災の大惨事から,早くも1年を迎えようとしています。わたしたちは,この恐ろしく,悲しい経験を決して忘れることができません。震災を経験してわたしたちが心に刻んだこと,学んだことを忘れず,将来の助けとなるように,この小冊子を出版いたします。

 震災からの復興は,いまだに思うように進まず,失われた家々,街々は,すぐに元には戻りません。特に原発事故による放射能汚染の問題など,目に見えない恐怖はまだまだ続いています。被災された方々に,主の憐れみが豊かに注がれますよう,心からお祈り申し上げます。

 しかしながら,この未曽有の大震災の中で,教会員の皆さんが示してくださった,キリストのような特質を備えた,たくさんの愛ある行いと固い信仰に心から感謝しています。教会員と指導者,またその友達の皆さんからの数え切れない物資の支援に,各伝道部・ステーク/地方部・ワード/支部や個人によるボランティアの大きな働きに,また数多くの皆さんが心の励ましを与えてくださっていることに,強い感動を覚えます。

 教会の大管長会,十二使徒定員会,管理ビショップリック,中央幹部のご配慮と特別な祈りにも感謝いたします。彼らの愛と指導によって教会は,被災された方々や地域に,多くの援助と人道支援を今後も続けてまいります。

 また,昨年の2月に日本を訪問された,十二使徒のジェフリー・R・ホランド長老がこの地に残してくださった特別な祝福*に心から感謝しています。ホランド長老の祝福を読むと,この地に住む人々と会員,宣教師を主がいかに愛しておられるかがよく分かります。この祝福が成就して,主の業の新たな発展のページが開かれ,この地に主の平安と喜びが増し加わり,御業が成し遂げられるよう,皆さんとともに,心を一つにして頑張りたいと願っています。

心からの愛と感謝を込めて,

アジア北地域会長会

ゲーリー・E・スティーブンソン  マイケル・T・リングウッド  青柳 弘一