リアホナ2012年7月号 東北で4つの贈呈式 ─継続する教会の東日本大震災復興支援

東北で4つの贈呈式 ─継続する教会の東日本大震災復興支援

去る2012年5月17日,石巻市の宮城県漁協表浜支所にて漁業復興支援物資の贈呈式が行われた。内訳は,漁船陸揚げ用台車6台,高圧洗浄機3台,プレハブ倉庫3棟,簡易トイレ4台,2tトラック1台,2.5tフォークリフト2台とパケット,パソコン,浮標灯,空調設備などである。

 表浜支所の木 村千之 運営委員長はあいさつで,思いを込めて被災からの経緯を振り返った。「去年の夏の暑い盛りに,たくさんの黄色いTシャツを着た若者たちが連日のようにボランティアとして奉仕に来てくださり,明るく元気に,一所懸命働いてくださった。その姿を見たときに,自分たちもほんとうに頑張って必ず復興を遂げなければならないと思いました。暗く先の見えない中で頑張ろうという気持ちを与えてくださった教会の人々に心から感謝しています。」

 同じく5月17日,宮城県漁協石巻市東部支所にて,ワカメ共同作業所3棟と高圧洗浄機5台の贈呈式が行われた。石森裕治 運営委員長は,「ほんとうにわたしたちが必要としているものを寄贈いただいた,復興に向け一所懸命頑張ります」と感謝を表した。

 翌5月18日には,宮城県漁協雄 勝町雄勝湾支所に,漁業用の1tタンク12台,ホタテ・ホヤ・カキ養殖用具7種,2.5tフォークリフト2台などが贈呈された。強い雨の中にもかかわらず,30人近くの組合員が参列した。

 5月24日には,岩手県の三陸やまだ漁協にて,製氷機4台と冷凍庫4台の贈呈式と落成記念のテープカットが行われた。

被災した三陸海岸各地の漁業復興と雇用確保に向け,教会はたゆまぬ支援を行ってきた。これら4つの寄贈式典では,東北担当の地域七十人,西原里志長老が教会側を代表して目録を手渡し,あいさつを述べた。◆