末日聖徒イエスキリスト教会(モルモン教)リアホナ2012年12月 2013年,ファミリーツリーを全教会員に公開

2013年,ファミリーツリーを全教会員に公開

─新たな家族歴史サイトにより,系図探究と神殿儀式の準備をインターネット上で

これまで教会は,ニューファミリーサーチと呼ばれる,インターネットを通じて家族歴史を探求するウェブサイトを公開してきた。しかしながら日本では,日本特有の社会的事情により,各ユニットに割り当てられた一定の人数の会員のみにニューファミリーサーチへのアクセス権が与えられてきた。それが今,大きく変わろうとしている。

間もなく,「LDSアカウント」※1 へ登録することを前提に,日本のすべての教会員がこの家族歴史ウェブサイトを利用できるようになる(2013年1月公開予定)。

さらに,これまでニューファミリーサーチと呼ばれたインターフェース※2 は廃止され,後継の「ファミリーツリー」というインターフェースに生まれ変わる。よりいっそう便利になった家族歴史サイト( familysearch.org)には,大きなポイントが3つある。

● 系図情報の書き込み,整理,訂正などがオンライン上でいつでも,どこでもできる。

● 家族歴史情報はインターネット上で共有されているので,家族やほかの会員と協力して系図探求が進められる。

● 同じサイト内で,神殿儀式のための家族カード発行準備まで完結できる。

神殿と家族歴史活動は一つ

十二使徒定員会のリチャード・G・スコット長老は,この秋の総大会でこう話した。「神殿と家族歴史の活動は,本来一つの業を二つの分野に分けたものです。この二つの分野は,……密接に関連し合っています。」そしてスコット長老は,ハワード・W・ハンター大管長の言葉を引用する。「これまでの経験から分かったことですが,家族歴史を探求し,自分が調べた先祖のために神殿の儀式を執行する人は,二つの面で祝福を受け,さらに大きな喜びを受けるようになります。」※3 家族歴史部の杉本圭司部長はこう語る。「これからは,自分またはワードの会員が探求した先祖の名前を持って神殿に参入することが奨励されます。」大管長会は最近の手紙にこう記している。「わたしたちは特に,青少年とヤングシングルアダルトの皆さんが自分たち自身の家族の名前と,自分のワードおよびステークの会員の先祖の名前を神殿活動のために使うようお勧めします。」※4 預言者は,すべての世代,特に青少年や独身会員に,インターネットという道具を駆使して,家族歴史と神殿活動を二つながら行うことによる祝福を受けてほしいと強調しているのである。

まずは,訓練サイト(上)にアクセスし,ファミリーツリーのすばらしさを感じてみてはいかがだろうか。◆