リアホナ2010年2月号広報活動の1年──2009年,開港150周年の横浜ステーク

広報活動の1年──2009年,開港150周年の横浜ステーク

──主に栄光を帰して,教会の光を輝かせる

横浜市は2009年に横浜開港150周年を記念して開港記念祭を実施した。横浜ステークも「横浜ステークY150」と題して多くの活動を計画した。この1年間横浜ステークが取り組んだ広報活動を紹介する。

横浜山手居留地の歴史的な町並みに位置する山手ワードでは,4月から10月まで通算49日にわたってオープンハウスを実施した。(リアホナ2009年8月号チャーチ・ニュース,11参照)5月3日(日)には横浜ステークセンターでポリネシア文化センターのダンサーによるファイヤサイドが行われた。5月6日(水)には横浜の歴史的な建造物である開港記念会館にてファミリーデーを開催した。短い劇でメッセージを届ける「ショートライブ」と,斉藤由貴姉妹による家族についての講演が行われ,あいにくの大雨にもかかわらず約400人が来場した。5月16日(土)にはBYUウィンドシンフォニーの横浜公演が行われ,翌17日には団員を招いてのファイヤサイドが催された。

9月5日(土)には,山手ワードにて防災関連指導者訓練集会が開催された。有事の時に指導者としてすべきことから具体的な防災マニュアルの作成に至るまでを学び,かつ実施訓練として中区消防署の職員の方々から起震車を使った地震対策の訓練を受けた。

老人ホームに車いすとひざ掛けを贈呈

2009年最後のプログラムとして,横浜ステークと藤沢ステークが協力し,神奈川県社会福祉協議会を通じて横浜市の老人ホームに,車いす248台とひざ掛け248枚を贈呈した。ひざ掛けはステーク扶助協会の手作りであった。11月7日(土),広い駐車場に朝早くから横浜ステークと藤沢ステークの会員約50人と配送用の自家用車約30台が集まった。中国で製造された車いすは横浜港から大きなトレーラーに載せられたコンテナで到着した。「はじめは慣れない手付きで不安でしたが,自家用車とトラックで配送してみると意外と順調に配送できました。終わってみればたくさんの祝福を頂いたことを悟りました。若い男性も贈呈のお手伝いができ,老人ホームの方々がたいへん喜んでくださいました」と奉仕に参加した会員は振り返る。

11月12日(木),神奈川県社会福祉会館において車いすとひざ掛けの贈呈式が行われた。教会からは,地域会長会第二顧問の青柳弘一会長,横浜ステークの伊藤彰記会長,地域広報ディレクターのデビッド・F・ロバートソン長老ご夫妻が出席した。また,元衆議院議員の桜井 郁三氏,神奈川県社会福祉協議会の林 英樹 会長,常務理事の宍戸 幸臣氏ほかの方々が参加した。はじめに教会から目録を渡し,神奈川県社会福祉協議会から感謝状が手渡された。林会長は教会に感謝を述べ,「アメリカには恵まれない人に寄贈する習慣がありますが,日本にはその習慣が少ないようです。日本はもっと皆さんに学ぶ必要があります」と話した。青柳会長は,「この寄贈は,教会員が毎月第1日曜日の朝食と昼食の2食分を断食して献金した基金から,教会人道支援の一環として行われたものです」と説明した。

この特別な1年を振り返り,横浜ステークの高等評議員である山新田 治兄弟はこう語る。「わたしたちは,主に栄光があるように願い,今後もさらに,このような広報活動を進めていきたいと思っています。」◆