リアホナ2009年6月号 ─豆知識⑭─緊急時のための水の保管(地域福祉部)

─豆知識⑭─緊急時のための水の保管(地域福祉部)

あなたは緊急時に家族の必要を満たす十分な水を確保していますか。その保存方法は適切ですか。成人が必要とする水の量は1日少なくとも2クォート(約2リットル)です。子供,授乳期間中の母親,病気の人はさらに多くの水を飲む必要があるかもしれません。料理や衛生のためにも水──成人一人に1日合計1ガロン(約3.8リットル)──が必要です。教会は最低2週間分の水──成人一人につき,14ガロン(53リットル)──を保存するよう奨励しています。

教会のウェブサイト「賢明な生活」(http://providentliving.org〔英語〕)によれば,水保存用には密閉可能な破損しない容器を入念に洗浄してから使用するべきです。一般的に清涼飲料水用のプラスチック容器が使われています。塩素で浄化された水道水であれば,そのまま保存する

ことができます。塩素処理されていない清水の場合は,家庭用の漂白剤(5パーセントの次亜塩素酸ナトリウム)を1ガロン(約3.8リットル)につき8滴,入れてください。塩素処理されていない濁水の場合は,1ガロンにつき16滴入れます。しっかりふたをして,日付を書き,冷暗所に保管してください。光を通す透明な容器が多いので,覆いをするか黒っぽい色のビニール袋に入れて保存します。6か月ごとに水を入れ替えてください。

温水器の水やパイプの中の残り水など,家庭で手に入る水はほかにもあります。しかし,水が汚染されている場合は,浄化しなければなりません。すぐに使える飲料水をあらかじめ用意しておくことは,緊急時にあなたの家族を守る最も大切な方法の一つです。◆