～ 家庭の夕べを助ける活動～
（地域福祉部）
イエス・キリストへの信仰を持つこと，安息日を聖く保つこと，家庭の夕べを開くことは，大人にとっても子供にとっても霊性をはぐくむうえで欠かせません。以下のアイデアは，これら福音の3つの原則を実践し，さらに，このクリスマスの季節に救い主の降誕と生涯に心を向けるうえで助けになるでしょう。
「馬小屋を思い浮かべる……」（Ensign，2008年12月号，65）
クリスマスの季節になりました。皆さんは救い主の生涯に心を集中させるよう家族を助けたいと考えていることでしょう。しかし，特別なレッスンを準備する時間がないかもしれません。ところが『福音の視覚資料セット』（アイテム番号34730300；2,200円）には，活用できる資料がすでに用意されています。皆さんは救い主の降誕と生涯が描かれた絵を何枚か選び出すだけでよいのです。家族に絵を１枚選んでもらい，描かれている出来事が救い主のこの世での使命においてどのような重要性を持つか話し合ってください。また特定の絵や物語が，なぜ自分にとって大切なのか話してもらうのもよいでしょう。
もちろんこの簡単なアイデアはクラスでも応用できます。ワード図書館から借りた絵を使って，皆が参加できる活動を考えるのもいいでしょう。教師がすべてを語るのではなく，描かれているテーマや物語について生徒が自分の考えを話すに当たって，教師が話し合いをリードし，話題のかじ取りをしてください。絵の裏面に載っている関連聖句は，話し合いをさらに深く掘り下げるのに役立ちます。
教会員として幸いなことに，わたしたちは美しい芸術作品をふんだんに活用することができます。それらは福音の学習効果を高め，家庭やクラスに御霊を招く助けになります。──カリフォルニア州，バーバラ・レン・タトル
主を覚えるよう子供たちを助ける（Ensign，2008年9月号，68）
教会の集会中，敬虔な態度で座っているべきことを，どのようにして4人の幼い子供に理解させますか。この問題に取り組むわたしの努力は，長い間，功を奏しませんでした。おもちゃを利用するという試みは，しばしば気をそらす原因となりました。
問題を解決しよう（少なくとも手綱を締めよう）と試みる中で，家庭の夕べでできる良い活動を思いつきました。まず子供たち一人一人に，聖餐会の間だけ楽しむものとして小さくて安価な写真アルバムを与えました。そして救い主の絵を数種類ずつ配り，子供たちが切り取って，それぞれのアルバムにはれるようにしたのです。
今では日曜日に，子供たちは自分だけのアルバムを眺める時間が来るのを，わくわくしながら待ち望んでいます。これは自分の家族にとって有益であるだけでなく，近くに座っている人も，もっと話者の話に集中できるようになります。日曜日の礼拝行事の最も大切な部分である聖餐会は，幼い子供を含め，一人一人に霊的な教化を及ぼすものになり得ますし，またそうなるべきなのです。◆