リアホナ2008年1月号 沖縄ゆかりの会員が「かりゆし会」を組織──神殿への熱い思いを込めて

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沖縄の会員と本土の同胞が一堂に集い,神殿儀式を受け,懇親会まで持てたらどんなにすばらしいことか──金城正之ステーク会長の思いに始まった那覇ステークの特別な東京神殿団体参入「かりゆしセッション」が,去る12月8日(土)に行われた。午前11時,東京神殿のエンダウメントの部屋は,那覇ステークの会員,1都2府9県からの本土在住沖縄県出身者とその家族,また沖縄にゆかりのある帰還宣教師など,金城会長の呼びかけにこたえて集まった大勢の会員たちで満員になった。

引き続き神殿別館にて,200人ほどが食事を共にして懇親会が持たれた。その席上で,沖縄県出身の本土在住者による「沖縄かりゆし会」が組織された。これは,神殿参入を軸とした沖縄県人会とも言えるものである。今後は年1回,沖縄の会員とともに神殿に参入し,懇親会で親睦を図り,互いに情報を共有するほか,沖縄からの団体参入の度に同会のメンバーが参加する規約となっている。

日本で唯一,悲惨な地上戦を経験した沖縄の人々には,先祖と死者に向ける特別な思いがある。金城ステーク会長は胸の内をこう語る。「沖縄に神殿を……と叫ばれてから数十年がたちました。亡くなった先祖の方々,沖縄戦で尊い命をささげられた方々の御霊を慰め救う手立ては神殿の儀式による以外はありません。また沖縄の会員たちの神殿参入のための長距離の旅行は,家族の関係,仕事の関係,経済上の問題や健康上の問題等により心から神殿に参入したいと願っていても参入できない会員たちが数多くおります。もし沖縄に神殿が建てられたら……青少年たちが毎週あるいは月に1度神殿に参入し,先祖の身代わりの儀式を受けることができたら,青少年たちは聖められ,護られ,強められ導かれて主の道を真っすぐに歩むことができ,多くの祝福を受けることでしょう。亡くなられた先祖の方々は一日千秋の思いで,この世にいる子や孫,親族や友人の方々の身代わりの儀式を待っております。県内では系図も多くの提出があり,今や沖縄に神殿の建設を見ることは現下の急務のこととして受け止めています。

本土在住の沖縄県出身者等の方々の協力を得ながら神殿参入を続けることによって,主にわたしたちの望みが,御心にかなったものとして受け止めていただけるものと確信しているところです。」◆