リアホナ2007年1月号 地域福祉部より4

地域福祉部より4

地域福祉部は,地元の指導者と教会員が霊的福利(自分自身を霊的に強めようとするあらゆること)と物質的福祉(貧しい人を助けることと自立すること)にかかわる原則を理解し,生活に取り入れることができるように支援します。このコーナーを通して,霊的な話や経験,また時にはアイデアや参考資料を皆さんに提供いたします。

天の御父の戒めによる福利

霊的な福利の原則の一つは,「純潔の律法,什分の一,正直などの神の律法を守り,教会指導者の勧告に従う」(教会指導手引き第2部,257)ことです。

「人がこの地球に住んでいる理由の一つ,それは天の御父の戒めに自分が喜んで従うことを示すためです。」

「戒めは重荷であり,自由と個人的成長を制限するものだと感じている人が大勢います。しかし,救い主の教えによれば,真の自由は救い主に従うことによってのみ得られるものです。

『もしわたしの言葉のうちにとどまっておるなら,あなたがたは,ほんとうにわたしの弟子なのである。また真理を知るであろう。

そして真理は,あなたがたに自由を得させるであろう。』(ヨハネ8:31-32)神はわたしたちの益となるように戒めを与えられました。戒めは人に幸福と肉体的かつ霊的福利をもたらす愛に満ちた指示なのです。」

「戒めに対する従順は天の御父とイエス・キリストへの愛の表れです。」(『真理を守る』92-93)

主は従順に関して最良の模範でした。預言者ニーファイはイエス・キリストについて次のように記録しています。「あなたがたは小羊が聖くあられたことを知らないのか。しかし小羊は,聖いにもかかわらず,肉においては御父の前にへりくだることを人の子らに示される。そして,御父の戒めを守ることについて御父に従順であることを,御父に証明されるのである。」(ニーファイ第二書31:7)パウロは主についてこう述べています。

「彼は御子であられたにもかかわらず,さまざまの苦しみによって従順を学〔んだのである〕。」(ヘブル人への手紙5:8)救い主はこう語っておられます。「わたしをつかわされたかたは,わたしと一緒におられる。わたしは,いつも神のみこころにかなうことをしているから,わたしをひとり置きざりになさることはない。」(ヨハネ8:29)

わたしたちも主の御心にかなおうとして前進することができますように。また,信仰や苦しみ,そして日々受ける祝福を通して従順を学ぶことができますように。◆