リアホナ2007年8月号 地域会長会 メッセージ

地域会長会 メッセージ

 アジア北地域会長会

 アジア北地域会長会

アジア北地域の全教会員の皆さんへ                                                                         

アジア北地域の全教会員の皆さんへ                                                                         

2007年8月1日

2007年8月1日

愛する兄弟姉妹の皆さん

福音のメッセージを友達や家族と分かち合う

再組織された地域会長会より,皆さんに心からのごあいさつを申し上げます。わたしたちはよく皆さんのことを考えています。また,大会や訓練集会,伝道集会,聖餐会,その他の機会あるごとに,皆さんとともに集えることをうれしく思っています。皆さんの持つ信仰と証を喜ぶとともに,わたしたちもまた,神がまさしく生きておられ,イエスがキリストであると証します。末日聖徒イエス・キリスト教会は主の真実の教会であり,預言者ゴードン・B・ヒンクレー大管長によって導かれています。この教会について,主はこう述べておられます。「全地の面に〔もたらされた〕唯一まことの生ける教会〔であり〕,教会について言えば,主なるわたしはこれを心から喜んでいる。」(教義と聖約1:30参照)

これまでと同様に今後も,会員一人一人が友人や家族に福音のメッセージを紹介するようお勧めします。皆さんの知り合いの人に,自分が教会員であることを伝えてください。また,福音を実践することにより幸福になり,天の御父に近づけることを伝えてください。そして教会には青少年や子供たちの生活を祝福し,困難を乗り越える助けとなる活動があることを知らせてください。隣人に親切にし,助けてください。そして彼らが皆さんの生活や家族について尋ねてきたら,イエス・キリストの福音が皆さんに幸福をもたらしていることを伝えてください。これは幸福の計画です。わたしたちが心にかけている人々に対してあと少しの勇気を出すならば,大きな祝福がもたらされるでしょう。そして多くの人が皆さんと同じ祝福を得たいと望み,教会へ入るとわたしたちは確信しています。

聖餐会の出席人数は,真の発展を計る最も正確な方法

主はアジア北地域の全域で教会を発展させる用意を整えておられるという確信をわたしたちは持っています。ヒンクレー大管長は教会の発展について話すとき,聖餐会の出席を最も重視します。伝道に関するすばらしい説教「子羊を見いだし,羊を養う」の中で,大管長はこのように述べました。「教会のすべてのビショップが会員たちに一つのモットーを掲げることを提案したいと思います。それは『ワードの発展のために全員で働こう』ということです。」(『リアホナ』1999年7月号,122)わたしたちは皆さん一人一人が「ワードの発展」に貢献してくださるよう願っています。

真の発展の度合いを計る最も正確な方法として,ヒンクレー大管長は聖餐会の出席を重視しています。これを受け,ステーク/地方部の会長会やビショップリック/支部会長会は聖餐会の出席人数を増やすという目標を立てました。わたしたちは改宗者の数を増やすことでこの目標を達成することができます。また,現在教会から足が遠のいている人を再活発化することによっても聖餐会の出席人数を増やすことができます。かつて活発に教会へ集っていた会員で,皆さんがよく知っている人について考えてください。

再び活発に集えるよう,だれを助けられるか祈ってください。そして,愛と真心をもって彼らに手を差し伸べ,教会に戻って来るように招くよう主から促しを受けたなら,そのとおりに行動してください。あなたの助けを必要としているのは,かつて教会の召しを一緒に果たした人かもしれません。あるいは,知り合いになった新会員で,もう数週間教会で姿を見なくなっている人の場合もあります。もしくは,皆さんと同じ時期にバプテスマを受け,来なくなってしまった人かもしれません。どのような人であっても,電話したり訪問したりして手を差し伸べてください。教会でまたぜひ会いたいという気持ちを伝え,足を運んでくれるように誘ってください。できる限りの望ましい方法を用いて,その人の役に立ちたいという気持ちと願いがあることを伝えてください。

「今日お会いできなくてとても残念でした。」

2007年6月号の『リアホナ』ローカルページに,クレートン・M・クリステンセン長老の「わたしの道はあなたがたの道とは異なる」という記事があります。この中でクリステンセン長老は,教会に出席していない人を心にかける伝道部会長の話をしています。この伝道部会長は,日曜日に出席するはずだったけれども出席できなかった人に連絡を取り始めました。こう書いてあります。「日曜日の集会の終わりに,支部評議会の会員と宣教師が協力して,その日教会に来られたはずなのに来なかった会員や求道者の名前を調べ上げたのです。そして各人に一人ずつ割り当て,これらの人々にその日のうちに連絡を取って次のように伝えました。『今日はお会いできなくて皆とても残念でした。お元気ですか。あなたがいらっしゃらないと教会の雰囲気が違います。何かお手伝いできることはありませんか。次の日曜日はおいでになれるでしょうか。』540人だったこの地方部の聖餐会の出席人数は,2年もしないうちに752人に増えました。改宗者のバプテスマがあまりない地域でのことです。」このような努力をするならば,わたしたちのワードや支部の聖餐会の出席人数も増えると信じています。

活発に集っていない人々へわたしたちが関心と愛を示すときに,その多くが,教会へ入ったときに感じた愛と信仰を思い起こし,教会に戻りたいという気持ちになることを知っています。またそのことを証します。そして,彼らが必要としている方法で手を差し伸べることは,わたしたちにとって祝福となります。

これらのすばらしい兄弟姉妹に手を差し伸べる際に,ヒンクレー大管長の次の言葉を思い出してください。

「『人々に真理の知識をもたらす力が一人一人に秘められている』ことを,すべての会員の心に刻み込んでください。会員がこのために努力するよう導いてください。このことについて大いなる熱意をもって祈るように励ましてください。」(「子羊を見いだし,羊を養う」『リアホナ』1999年7月号,122)わたしたちは皆,この偉大な業に貢献することができます。この業のために努力し,祈らなくてはなりません。皆さんがこのことについて祈り,努力するなら,主は皆さんの祈りにこたえ,何をすべきかを教えてくださるでしょう。

わたしたちが自らの役割を果たすときに,主は御自分の教会を発展させられることを証します。わたしたちは主が生きておられることを知っています。そして主の御業について証します。この教会は真実です。福音が回復された時代に生きているということは,何という喜びでしょう。この一年がすばらしい年となりますように。そして主の王国のこの地域において,主の教会が発展することを信じ,祈っています。

アジア北地域会長会

                    山下和彦                                   デビッド・F・エバンズ                       崔崙煥