リアホナ2007年4月号地域福祉部より7 教会に集うことによる福利

地域福祉部より7 教会に集うことによる福利

地域福祉部は,地元の指導者と教会員が霊的福利(自分自身を霊的に強めようとするあらゆること)と物質的福祉(貧しい人を助けることと自立すること)にかかわる原則を理解し,生活に取り入れることができるように支援します。このコーナーを通して,霊的な話や経験,また時にはアイデアや参考資料を皆さんに提供いたします。

霊的な福利の原則の一つは,「教会の集会に出席し,教会の召しや割り当てを受けて奉仕する」ことです(『教会指導手引き第2部』,257)。

イエス・キリストの教会がゼラヘムラの地に築かれたとき,「神の子たちは,しばしば集まって,神を知らない者たちの幸いのためにともに断食し,熱烈に祈るように命じられ」ました。(アルマ6:6)この聖句には,当時の民がしたのは「何か」(しばしば集まって)ということだけではなく,「なぜ」(神を知らない者たちの幸いのためにともに断食し,熱烈に祈る)それを行ったかということも述べられています。

現在,わたしたちもしばしば集まるように教えられています。上記の原則の前半です。わたしたちが毎週日曜日,教会の集会に出席すると,他の兄弟姉妹の友情を受け,聖餐を受け,罪の赦しを受け,そこに集って話を聞き,瞑想し,祈るときに御霊を受け,イエス・キリストの教えを受けることができます。これらは,教会の集会に出席する幾つかの理由です。

ある説教で,パウロは救い主の次の教えを伝えられました。「わたしは,あなたがたもこのように働いて,弱い者を助けなければならないこと,また『受けるよりは与える方が,さいわいである』と言われた主イエスの言葉を記憶しているべきことを,万事について教え示したのである。」(使徒行伝20:35)わたしたちがビショップより召しや割り当てを受けるとき,わたしたちは弱い者を助けるために働き,自らをささげることができます。このようにして,「説く者と受ける者が互いに理解し合い,両者ともに教化されて,ともに喜ぶので」す。(教義と聖約50:22)こうして,わたしたちが教会の集会に出席するときに,多くのことを受けると同時に自ら人に与えることもできるようになります。教会の集会に集い,主に仕え,愛する兄弟姉妹に仕えるとき,わたしたちも教化されますように。◆